熱膨張を起こさない金属「インバー」の100年以上にわたる謎が解明される


「熱膨張」とは、温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮する特性です。

金属や木材などの固体や液体、気体は基本的にこの特性を持っています。

しかし、鉄とニッケルを一定の割合で組み合わせた「インバー」と呼ばれる合金は、熱膨張をほとんど起こさないことが知られていましたが、その原理は明らかにされていませんでした。

カリフォルニア大学の材料科学者であるブレント・フルツ氏らの研究チームが、インバーが熱膨張を起…